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2024年1月、近江時計学校（近江時計眼鏡宝飾専門学校）にて、ブランド代表の片山次朗が講演を行いました。

1961年には、ムーブメントの仕上げに凝った「シャトーデラックス」が登場。
同年、今回復活した新生タカノ初号機のモデル名の由来となった「シャトーヌーベル」がリリースされました。搭載するキャリバー541Nは、耐震装置に当時最新式だったキフ・フレクターを採用していました。

そして1962年2月に「タカノ」銘最後のモデルとして登場したのが「シャトーカレンダー」でした。その名にあるようにコレクション初のデイト表示搭載モデルです。
しかし登場から2ヶ月足らずで姿を消すこととなりました。

同年4月1日、高野精密工業株式会社の経営は、理研光学工業株式会社に引き継がれ、ブランドとしてのタカノは終焉を迎えました。理研光学工業株式会社創業者の市村清氏が中京経済界・各団体から度重なる要請を受け、当時の佐藤栄作通産大臣からの強い要請もあり、業績不振極まる高野精密工業株式会社の再建を引き受ける決断をして、時計作りの継続と会社の再建を引き受けました。